それにしてもすごいですね、Groupon型サービスの乱立状態。こういうのを雨後の竹の子というのでしょう。思いつくだけでも、Kaupon、Q:pod、Qpon、piku、みんクー・・・まだありましたね。でももう全部は覚えてられないや。
ともあれ、この「Groupon」モデルのサービスは、米国のGrouponというサービスが原型になっています。基本的に日本で次々現れているサービスはどれもこれを下敷きにしていると言っても過言ではありません。
このGrouponモデルの特徴はいくつかあります。
- 一日一件・・・同時にいくつものクーポンを同時に販売することはまれです。トップページにアクセスすると、「今日のクーポン」的なものが一つだけ表示されます。見た目はとてもシンプルです。
- 圧倒的な割引率・・・平均すると割引率はだいたい50%前後。中には8割引き9割引きなどというクーポンもありますが、ともあれ、このサービスの最大の魅力は最低でも半額になるという極めて高い割引率です。この点において、ドリンク一杯サービスが標準的なぐるなびとは一線を画しています。
- 販売数が決まっている・・・最低50枚以上とか、200枚以上とか、販売するクーポン数量が決まっています。クーポンがその数以上売れなかった場合は「不成立」となり、割引クーポン自体が販売されずに終了されます。
- 売れ行きを明示して煽る・・・「今回の販売数は200枚!残り○○枚!」とか「販売終了まであと○時間○○分!」というカウントダウンが表示されていて、ユーザーの買う気を盛り上げるように工夫されている場合が多いですね。
- ツイッターとの連携は必須・・・考えるまでもなくツイッターとのリアルタイム性とはとても相性がいいわけでして、従ってツイッターとも連携させて販促することが一般的となっています。
- 有効期限が決まっている・・・販売するクーポンは、使用できる期間が限られています。だいたい1〜2ヶ月くらいで設定されていることが多いようです。その期間を過ぎてしまうと使用できません。聞くところでは、意外と「買ったけど使わなかった」という人がいるようですが、その場合も返金などはされません。
- 事前決済が多い・・・クーポンを購入したら、そのサイト上で先に支払う方式が多いようです。お店にはクーポンを持ってくるだけ。
- 商品はリアル店舗との連動が主・・・現時点では、ネットショップでのクーポンというものは殆ど販売されていないようです。あくまでもリアルに店舗を構えて営業している飲食業やエステサロンなどが殆ど。
で、このサービスはお店・お客様それぞれにメリットがあるわけですね。どんなメリットがあるかというと…
【お店にとっての魅力】
・ともかく集客してくれる(特にゼロからお客様を生み出してくれる)
・来店前の決済なのでキャッシュフローが良くなる
・話題になれば認知が上がるかも?
・販促として考えると、費用対効果が極めて明朗
【お客様にとっての魅力】
・破格の値段でお店を利用できる
・知らないお店を気軽に試せる
・なんとなくお祭り騒ぎ的に楽しめる
いわゆる共同購入的な発想で割引券を買おうというアプローチは結構面白いと思いますし、新しい来店動機を作り出すという意味でもなかなか面白い取り組みだとは思います。
実際、本家Grouponは今や年商300億と言われてますし、リアルタイムウェブ的な特長をうまく生かしたサービスと言えるでしょうね。飲食店側にしても、目に見える結果が得られるので比較的納得性は高いのでしょう。これまでのクーポン系のサービスと違って「成果報酬」的な側面が強まっているのは、飲食店の支持を取り付けやすいと思います。
と、ここまではどちらかというと評論家的な第三者の立場から考えた場合。でも、僕は立場が違いますから。あくまでも飲食店の人間として、これってどうなの?ということを考えてみたいと思います。
というわけで、ここからが本題なのですが、それは次のエントリーにしましょう。
